俺アジャイル
どちらかというとコレ系の本はあまりかわないほうなのですが、買ってよかった!と久しぶりに思える本でした。
アジャイルな見積りと計画づくり〜価値あるソフトウェアを育てる概念と技法〜
を買った。
まだ1/3ぐらいしか読んでないけど、これはいい。
ぜひ営業、開発を問わず、作業の見積りをする人、計画を立てる人には読んでもらいたい。
アジャイルという言葉はいったんおいておこう。
プロジェクトには制約がある。
一度出した見積りをもとに工数計算をし、リミットが決められ、かけられるお金が決まる。
ところが見積りは予想であって、確実なものではないはず。
経験で確実性をあげることはできるけど、100%にはできない。
3日でできるといった人が翌日、交通事故にあうかもしれない。
それは極論としても、別のタスクが割り込む、体調がおもわしくない、想定していた仕様ではうまくいかなかった。そんなことは日常茶飯事のはずだ。
ではそんな中でプロジェクトをリミットまでに終わらすには?
定期的に見積りを繰り返し、計画を見直すことにつきる。
この本にはその見積りの方法も書いてある。
「10人日でできます」
というのは本当に10人日なのだろうか?とか
見積る粒度が大きくなればなるほど、精度は低くなる。
ところがタスクを分割すると今度は忘れられたタスクがでてくる。
これにはどう対応すべきか?とか
これは教科書ではなく、実際の現場で使える話なはずだ。
ではアジャイルという言葉をおもいだそう。
重要なのは「アジャイル」で作るということではなく、
顧客に利益を与え、かつプロダクトが金銭的勝ちを生み出す事。
そのためにはアジャイルが有効であること。
そんなことも書かれてます。
ちなみに私のなかの「アジャイル」の定義は一時期これがひろまったために、アジャイルが衰退したといわれる、
ドキュメントは書かない
40時間制限
といったものではなく、角谷さんのうけうりでこれです。
こんどどっかの勉強会とかであったら絶対サインもらお。